ionicons-v5-m

INTRODUCTION

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『パラサイト 半地下の家族』を超えて韓国で約1,200万人を動員、『犯罪都市 PUNISHMENT』『インサイド・ヘッド2』を抑えて7週連続で第1位を記録し、2024年No.1大ヒット! 第74回ベルリン国際映画祭でワールドプレミアとして上映、世界133か国で公開が決定し、第60回百想芸術大賞で監督賞/主演女優賞/新人男優賞/芸術賞を受賞するなど、海外で熱狂と快挙が報じられた超話題作!
風水師サンドク役に、『オールド・ボーイ』で映画賞を総なめにした演技派俳優 チェ・ミンシク。巫堂ファリム役に、「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」で社会現象を巻き起こした人気女優 キム・ゴウン。葬儀師ヨングン役に、『コンフィデンシャル/共助』で存在感を見せつけた個性派俳優 ユ・ヘジン。巫堂ボンギル役に、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で一躍注目を集めた若手俳優 イ・ドヒョン。監督・脚本は、『プリースト 悪魔を葬る者』『サバハ』で観客を魅了してきた鬼才 チャン・ジェヒョン。超豪華キャストとジャンル映画監督がタッグを組み、世界中を震撼させたサスペンス・スリラーが遂に日本上陸!

STORY

巫堂ファリム(キム・ゴウン)と弟子ボンギル(イ・ドヒョン)は、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、桁違いの報酬で依頼を受ける。すぐに、先祖の墓が原因だと気づき、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン)も合流する。やがて、4人はお祓いと改葬を同時に行なうが、掘り返した墓には恐ろしい秘密が隠されていた・・・。

CAST

墓地を見る風水師サンドク役:
チェ・ミンシク
1962年4月27日生まれ。『九老アリラン』(89)で映画デビュー、『シュリ』(99)で高い評価を受け、『オールド・ボーイ』(03)で青龍映画賞と大鐘賞の主演男優賞を受賞した。その他の出演作は、『クライング・フィスト』(05)、『悪魔を見た』(10)、『悪いやつら』(12)、『新しき世界』(13)、『バトル・オーシャン/海上決戦』(14・未)、『LUCY/ルーシー』(14)、「カジノ」(22~23)など。
お祓いを行なう巫堂ファリム役:
キム・ゴウン
1991年7月2日生まれ。『ウンギョ 青い蜜』(12・未)で女優デビュー、「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(16)で百想芸術大賞の新人女優賞を受賞し、「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」(16~17)で社会現象を巻き起こした。その他の出演作は、『その怪物』(14)、『コインロッカーの女』(15)、「ザ・キング:永遠の君主」(20)、「ユミの細胞たち」(21~22)、「シスターズ」(22)など。
改葬を仕切る葬儀師ヨングン役:
ユ・ヘジン
1970年1月4日生まれ。『ブラックジャック』(97)で俳優デビュー、『王の男』(06)で大鐘賞の助演男優賞を受賞し、『コンフィデンシャル/共助』(17)で存在感を見せつけた。その他の出演作は、『黒く濁る村』(10)、『パイレーツ』(14)、『LUCK-KEY/ラッキー』(16)、『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(17)、『コンフィデンシャル:国際共助捜査』(22)、『梟ーフクロウー』(22)、『マイ・スイート・ハニー』(23)など。
祈祷を捧げる巫堂ボンギル役:
イ・ドヒョン
1995年4月11日生まれ。「刑務所のルールブック」(17~18)で俳優デビュー、「18アゲイン」(20)で百想芸術大賞の新人俳優賞を受賞し、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」(22~23)で一躍注目を浴びた。その他の出演作は、「30だけど17です」(18)、「ホテルデルーナ ~月明かりの恋人~」(19)、「Sweet Home -俺と世界の絶望-」(20~24)、「五月の青春」(21)、「メランコリア ~僕らの幸せの方程式~」(21)など。

STAFF

監督・脚本:
チャン・ジェヒョン
1981年生まれ。短編「MALEY FROM INDIA(英題)」(09・未)で監督デビュー、『プリースト 悪魔を葬る者』(15)で興行的にも大きく成功し、『サバハ』(19)で青龍映画賞と大鐘賞の監督賞/脚本賞にノミネートされた。その他の監督作は、短編「BUS(英題)」(10・未)、短編「12人目の助祭」(14)など。その他の脚本作は、『時間回廊の殺人』(17)。

COMMENT

敬称略・順不同
「命が惜しければ、悪地に関わるな」これは風水師に古くから伝わる鉄則です。その鉄則を破ったことで起こる現実味を帯びたリアルな恐怖に震撼します。
李家幽竹
風水師
チェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョン・・・錚々たる韓国の俳優たちが力を合わせ、泥まみれ血まみれになって祈り、土を掘る姿はまるで人生。そこから何が出てくるかわからない。圧倒された。
西田尚美
女優
死者はすべて安らかに眠っていると思っていたので、こんなパワフルかつ諦めの悪い“ヤバイもの”を見せつけられると、できるだけ長生きして現世を楽しもうと前向きになれる。
岩井志麻子
作家
穴を掘る映画である。地面を掘り下げてゆくと人は考えてはいけないことを考え出す。北との境界に仕掛けられた、日本とも無関係でない“あること”。考えてはいけない・・・。ひょっとしてオカルトを口実に相当ヤバいことを暗示していないか?
高橋洋
『リング』シリーズ脚本/映画監督
生と死はいわゆる社会の中では隠されがちであるが、そもそもこの地球は、この世界から消えてなくなったありとあらゆる人間や生き物が積もり積もってできている。僕たちはそんな大地に立っている。
田中泯
ダンサー・俳優
既成概念を打ち壊す衝撃的な展開を受け入れるかどうかで、この作品の楽しみ方が変わるような気がします。色々な文化の融合が自分としては面白かったです。
片山慎三
「ガンニバル」監督
“何か”が出て来るまではスリラー、出て来てからはもっとヤバい!前半と後半でこんなにガラッと印象が変わるスリラーは新鮮で、劇場で歓声を上げてしまいました。
芦花公園
作家
墓は絶対に暴いてはいけない。そこで暴かれているのは墓ではなく人間の本質が暴かれているのだから。
岸本誠
都市ボーイズ
地中深くに沁みこんだ怨念。恐ろしい物語なのにそこから目を逸らせないのは、四人の主人公たちがあまりにも魅力的だから。スタイリッシュで少しコミカルな彼らの活躍が、怖さを楽しさに変えています。
背筋
作家/「近畿地方のある場所について」著者
現代のカリフォルニアを襲う呪いに、巫堂(ムーダン)と風水師が陰陽五行を駆使して立ち向かう。墓から蘇るのはなんと日韓の歴史!この血塗られた過去を葬ることはできるのか?
町山智浩
映画評論家